価格最適化と在庫管理

昨日の日記への「通りすがりの者」さんのコメント

私もMLC利用しておりますが、週3回のペースで一斉値下げしております。だいたい週2日のペースでも出品数の半分くらいはコバンザメと小額値下げで変動しております。 個々人やりかたは違うでしょうが、私の場合どんどん価格見直しをしてある基準金額以下になった物は1ヶ月にまとめてブックオフに売りに行きます。そして査定中に携帯せどりをして買取のお金で本を購入します。こうやっていつも書棚をぐるぐる回転させながら少ないスペースで在庫管理をしております。

私と対極をいくやり方です。回転率最重視ですね。


かぴぱら堂の場合は、回転率はさほど重視していません。出品した本は、たとえ1円になっても、売れるまで出品し続けています。また、明日100円で必ず売れる本でも、もし1年後1000円で売れる可能性があるのだったら、1000円にしておきます。在庫が必要以上に増える要因にもなっていますが、幸い数万冊レベルの在庫を置けるスペースを確保しているので、こんなやり方でも対応できています。


せどりをはじめてもうすぐ1年ですが、初期に仕入れた本(よってせどり的にはおいしくない本が多い)は半分に減りました。「数ヶ月たっても売れない本はいつまでたっても売れないのでは」と思いがちですが、案外そうでもなく、売れるペースはのんびりですが、古い在庫もコンスタントに出て行きます。それなので、後1年すれば、さらに半分に減るのではと見込んでいます。


私の場合、在庫量が多いので、不良在庫の出品取り下げをしようとしたら、それだけでもかなりな仕事量になってしまうため、その分の労力を新規出品にまわすほうが得策と考えています。


あと価格最適化の方針ですが、基本的にコバンザメです。しかしあえて2番手、3番手にしたり、即売れよりも高額でさばくほうを優先して値上げするケースもあります。
昨日の価格チェックのときは、全出品数の約6割が最安値でなくなっていました(前回の最適化より2週間経過)。そのうち、最安値(っていってもコバンザメですが)にしたのは7割くらいでしょうか。


経営学的な見地でいえば、通りすがりの者さんのように回転率重視と、私のように在庫量重視と、どちらが効率が良いのか。一般的な商売のセオリーからすれば、回転率重視の方が良いのでしょうけど。せどりの場合は、置かれている条件で変わってきそうですね。私の場合、田舎のため、在庫スペース確保のコストが低いことと、本の仕事に比較的時間を割けるので、今のスタイルも悪くないのではと思っています。


いま思い出しましたが、あの高原書店は在庫は徳島倉庫にためこむ方針で、ブックオフのような不良在庫処分はしないそうですが、そうだとすると、ちょっとうちと似ている?