ビジゾンの行方

というワケで、ビジゾン商法について、やっぱりおかしいと思う買い取りについて、【例】を挙げて説明します。渥美ひろとが裏ビデオマニアだとします(笑)。(以下略)

イーブックスパイダーさんが立ち上げたビジネス書専門オンライン古本屋「ビジゾン」について、彩茂堂さんがうがった分析を披露していますね。さすがにここまですごくはないでしょうが(笑)、単に本の売買に終わらせず、獲得した顧客にたいして新たなアプローチを仕掛けていく戦略であると、イーブックスパイダーさんもメルマガ等で書いています。


で、まずはヤフオク販売(3月18日仮オープン)からスタートして、400点くらい出品していますが、売り上げの方はどうなんでしょうか。せどりグループの某氏の試算によると4月30日21時30分現在で、27冊、18,480円(平均単価 684円)だそうです。出品数からすればこんなものなのかもしれませんが、後々の戦略のことを鑑みると、こころもとない数字ともいえるのではないでしょうか。


例えば、3万円のビジネス系情報商材の販売を意図したとして、ひとりに買ってもらうためには10人の見込み客を獲得し、そのためにはビジゾンから本を買う人が100人はいなければならない(数字は根拠なし適当かつ甘めです)とかいう試算が思いつくのですが、そうすると月に数百人以上は買物していただけるサイト、つまり出品数は数千冊あるサイトに、初期の段階からしなければいけないと思います。しかもビジネス古書サイト「日本最大級を目指す」と銘打っているのですから。現状のサイトでは、羊頭狗肉の印象を与えかねないと思います。


思うに、自サイト古本販売を(個人事業でなく)ビジネスレベルで展開するには、少なくとも数万点は必要でしょう。高原書店古本市場など大手どころは数十万点のタイトルを並べていますしね。イーブックスパイダーさんの戦略は、それ自体は悪くないと思いますが、それを実現するにはスケールメリットが不可欠で、現在のイーブックスパイダーさんの在庫規模では看板倒れに終わりそうな危惧を抱いているのですが、どうなんでしょう。


私見ですが、在庫数千レベルなら、個人事業でとことん古本販売に特化する方がかえって効率が良いと思うし、かぴぱら堂はその思想に基づいて運営しているところです。