またまた「せどりで起業」を考える

何を持って事業化と判断するのかによりますが、結論から言うと、「食べて生きていける程度」の収入は得られます。が、「せどりでの起業」という面においては、以下2点の問題から「不可能」と判断します。

基本的にせどりパパさんと同意見です。
せどりパパさんは、人の問題と仕入れの問題がネックと考えていますが、私もそう思います。


以前も書いたと思いますが、ブックオフは、業務の徹底したマニュアル化とスケールメリットを最大限に生かして、その点を克服しました。そのために商品の目利きを基本的に放棄したわけですが、そこにせどりが介入する余地ができたわけです。
値付けをきめ細かくすることによって相対的に少ない扱い数でも利益を出すことができるのは、そこにマニュアル化できない作業をいれるからですが、これは自分(家族)でやるから利益率が高いのであり、人を雇ったら優位性がなくなります(単純作業のアウトソーシングはありだが)。
そう考えると、せどりは個人事業ならではの業態といえると思います。


まあでも現在「せどりで起業」を考えている皆さんの構想を読むと、ブックオフマケプレの単純せどりに完結することなく、いろんな仕掛けを検討しておられるようなので、その仕掛け次第では起業もありかなとも思います。ただ、あの「ビジゾン」も苦戦しているようですし、一筋縄ではいかないと思われます。

だいたい、従業員もいないのに一人で「社長」も無いでしょう?

あ、でも個人事業せどりでも理論上は純利年1,000万円くらい稼げる可能性はあるようですから、それが実現できたら税金対策で法人化するというのはありですね。