クロネコ国際メール便

■ サービス内容
● カタログや雑誌等を海外のお届け先(宛先地)の郵便受等へ受領印をいただかずに投函するサービスです。
● 国内はクロネコヤマトでお預りし、海外では現地の郵便事業者等がお届けします。
● 50gまでが150円からと、経済的な価格です。
● 出荷手続きも郵便に比べ、簡単です。
● 無料で集荷にお伺いします。
● 封入・封緘・宛名ラベル作成なども承ります。
● ご精算方法は、月締め精算のみとなります。

国際メール便は、特定の受取人にあてた「信書」以外の書籍やカタログを扱い、重量五十グラム、百グラム、三百グラム、六百グラム、一キロの区分でサービスを提供する。当面は百貨店や大学などの大口荷主を対象に全国七十カ所の拠点で集荷し、来年度以降は個人にも拡大する。海外での配送は世界最大級の郵便・物流グループ、ドイツポストや各国の郵便事業者に委託する。

せどらー界でも話題になっているクロネコメール便の国際版です。
到着国での配送はどうするんだろう、クロネコに匹敵するメール便の配達網とノウハウを持つ運送会社は外国にはないんじゃないかなあと思っていたら、何のことはない、基本的には到着国の郵政が配達するのです(「郵政事業者等」となっているので、地域によっては民間運送会社が配るところもあるのであろう)。何だか佐川ゆうメールと似てなくもない(笑)
そのおかげで、郵便が送れる国ならどこでも送れますし、郵政の配達なら、到着国での配達品質は、国際郵便と同程度に保障されるということでしょう。この点は一安心ですね。


料金ですが、300グラム、600グラム、1000グラムの区切りの上限では、競合する航空郵便(小形包装物)と比較すると、若干安い価格になっています。しかし、郵便の方は50グラム区切りですので、重さによっては郵便の方が安い場合もありますので、国内メール便と違って、全てにおいて郵便より安いわけではない点は注意です。


「厚さ2センチの壁」ですが、これは厳然と存在します。海外の郵政は、荷扱いが乱暴なところもあるようなので、梱包は簡易包装というわけにはいかないと思うので、この点はネックです。厚紙封筒を使えばクリアできるでしょうか。


気になる扱い拠点ですが、全国70箇所の物流システム支店への持込と集荷ということですから、どこのヤマトの窓口でも扱うというわけではないようです。今のところ、大口顧客向けのサービスで、個人向けの扱いは来年以降ということらしいですから、せどらーの皆様はもうしばらくお待ちくださいという感じです。

お荷物の伝票番号による荷物情報入力追跡は「出国」時のみとなり、荷物受付時や到着・配達完了等の情報入力は行なっておりませんので、あらかじめご了承ください。

ということらしいので、追跡や補償が必要な場合は今までどおり、国際小包、EMS、国際宅急便等を使うしかないようです。