元せどらーのせどり評
アマゾンでの古本売りマーケットプレイス。
昔、やりましたよ〜。
裏ワザとして、近辺のブックオフ3軒に行きまして
100円コーナーにある定価が高額な本のコーナーに行き、
ISBNコードを片っ端からメモに控える。
そして500円以上で売れる本のみカラ出品をする。売れたら仕入れに行く。万が一売り切れていたら返金して丁寧にお詫びメールを送る。(2%しか発生しなかった)
これで在庫ゼロで商売が成り立つわけですわ。
10000冊分以上をリストとして残し、
これでウハウハだぜ!と思っていました。しかし!梱包・発送、手間隙が大変!苦労の割に報われない。
また出品可能なぐらいそこそこの値段がついているのは(1円〜100円出品が非常に多い)全体の10%ぐらい。
さらにそこから売れたのは、ほんの200冊程度!!
これも15%の手数料と送料自己負担(ある程度アマゾンより出るが)これじゃ、単発のバイトで汗を流して気持ちよく働いた方がよっぽどいいですわ。
リサイクル的な意味合いでやるのは良いですが
苦労の割に報われないので、よほど本好きか、超一流の技を持っていない方は
せどりビジネスはやめた方が良いと考えます。
私にとっては、この方がやられている先物のトレードの方が難易度高いですわ。とても私にはできません。
それはさておき、これだけトレードで実績をあげられるだけの能力がある方が、なぜせどりでは上手くいかなかったのか。
私が思うに、空出品でやっていたので、身銭を切って失敗を重ねることがなかったからではないでしょうか(身銭を切っているトレードでは実績をあげていますからね)。
私もたまに高額本リストをつくったり、マケプレの予約注文リストを眺めたりしましたが、それらでは全く覚えられません。
反面、棚で眺めて実際に検索した本、高く売れた本、逆に失敗した本は、その印象が強烈ならしっかり覚え、そこまでいかないものも何となく覚えているものです。
私は、精神論だけではなかなか動けない性質なので、単に心の中で「覚えるぞ」と覚悟を決める程度ではたいしたことはできないものです。でも金銭的な損得が絡むとできてしまう。文字通り現金なものです。
私がせどりに夢中になれるのも、生活費をこれで稼ぎ出しているのからなのかもしれません。だからといって好きでもない仕事ではこれだけモチベーションを維持することも無理なので、やはり本が好きなんでしょうね。とはいっても、いわゆる読書家の方の「本好き」とは趣を異にしていて、何の変哲もないブックオフで意外な本を発見する楽しみと、本を買い集めて集積しているのを見て悦にはいっているという「本好き」ですが。