大阪府3000冊出張買取(10/16〜17)

月曜日(10/15)の昼頃出発。午後11時頃に大阪府堺市東横インに投宿。
今回の現場は大阪市南部。家を取り壊すので、中にある本を引き取ってほしいという依頼です。
弁護士をしていた依頼者の祖父の蔵書が約2000冊。その他の本が約1000冊。

道幅いっぱいに路面電車が走っている風景は、よそ者にはなかなか新鮮です。そんな古い街並みの一角に依頼者のお宅がありました。


火曜日(10/16)の朝9時より作業開始。
おじいさんの蔵書のほうは、屋根裏部屋に押し込めてあり、とても手がつけられず、他の古本屋に買取を打診したが断られ、捨てるしかないかなと思っていたところに当方のサイトを見つけたとの由。数十年間も眠っていた本なので、商品化ができない状態の本も少なくありませんでしたが、出てきた本は大正〜昭和30年代の法律書が中心で、表題を見るだけでもなかなか楽しめ、お宝探しをする気分で作業をできました。もっとも本棚に並んでいたわけでなく、隅っこの狭いところに積み上げられていたので、取り出すのが一苦労で、普段の倍くらいの時間がかかり、その上、数十年間にわたって蓄積された埃は並大抵ではなく、頭と鼻、口をタオルで覆い、軍手をはめても、外せば顔や手が真っ黒になるくらいすごかったので、体力的にはなかなかハードでしたが。

結局、屋根裏部屋の本を片付け終わったのが午後6時。それから階下の本棚に並んでいる本に少し手をつけて、ひとまず午後7時に作業中断。


翌朝(10/17)も朝9時より作業開始。
残りは本棚にある本だけなので、順調に作業が進み、午前11時に作業終了しました。


依頼者の方は、大阪の有名古書店に打診をしたものの断られ、もとよりブックオフでは引き取らないような本ばかりなので、捨てるしかないかと思っていたところに当店のサイトを見つけたとのこと。捨てるのは忍びなかったそうなので、うちで引き取らせていただいたことで喜んでいただきました。ありがとうございます。