市に初参加

くまねこ堂さんの4月28日の日記でも触れられていますが、28日に埼玉県で開催された「浦和大門月曜会」に、くまねこ堂さんに紹介していただいて、妻と初参加してきました。これは古書組合の市とは別物なので、古物商許可があれば参加できるものです。


お昼頃、現地でくまねこ堂さんと落ち合い、まず会主の方にご挨拶。それから入場料を支払い、開始時間まで商品の下見を。本、雑誌はもちろんのこと、古い手紙や資料類、絵葉書、写真といった紙もの全般、それに昔のおもちゃなど混じって、実に多種多様な商品が出品されていました。


50人ほど集まり、午後1時に開始。出品量が多いため、すごいペースで競りが進んでいきます。数千円で落とされるものが多かったですが、中にはあっという間に10万円を超えてしまうものも。プロの真剣勝負の場であることを、まざまざと見せつけられました。その雰囲気を味わえただけでも大収穫です。結局私が買えたのは、だれも手を挙げなかった10冊程度の雑多な本の一山だけ。500円也。


3時過ぎに終わってから、くまねこ堂さん夫妻と近所でお茶を飲みながら情報交換を。といってもだいたいはくまねこ堂さんに教えてもらうばっかりなのですが(笑)。最中にくまねこ堂さんの携帯に買取依頼の電話が入ってきて、3000件以上の買取をこなしている熟練古書籍商の電話応対まで生で学ばせていただきました。


その場で話題になったことですが、くまねこ堂さんもうちも、3月より4月のほうが買取依頼の問い合わせが多かったということ。一般的には3月のほうが時期的に買取の需要は多いのですが、なぜなのでしょう。ここでくまねこ堂さんが出した推理は、3月は買取サイトを出している業者がSEOに力を入れるので、そちらにお客さんが流れるが、4月になってその辺が手薄になってきたために、相対的に私達のサイトが浮上してきたのではないかということでした。


その後、同じ場所で6時から開かれる道具市に参加するくまきちさんと別れて、にゃん子さんと私たち夫婦はくまねこ堂店舗へ。ここで前々から目を付けていた、個人的に欲しかった本を買わせていただき、帰途につきました。


この一日でわかったことは、自分はまだまだ駆け出しであるということ。市に参加されていた皆さんにくらべたら、まったく足元にも及ばないという思いでした。それゆえに、そういう世界で渡り合えるようになりたいという新たな目標が出来て、モチベーションもあがるという、刺激的な日になりました。