マケプレ送料値下げ

平素はAmazonマーケットプレイスをご利用いただきありがとうございます。

このたび、Amazonマーケットプレイスで販売する書籍の送料およびカテゴリー成約料の見直しを行い、
手数料体系を暫定的に変更する運びとなりました。2010年8月23日より6カ月間、国内配送の商品について
下記の手数料体系の適用を開始いたしますのでご確認ください。
カテゴリー成約料の変更は、フルフィルメント by Amazon(FBA)商品にも同様に適用いたします。
販売手数料(15%)などその他の手数料の変更はありません。

■変更前 
 出品者様に計上される配送料 (1冊あたり) 340円
 出品者様に請求されるカテゴリー成約料 (1冊あたり) 80円

■変更後
 出品者様に計上される配送料 (1冊あたり) 250円
 出品者様に請求されるカテゴリー成約料 (1冊あたり) 60円


なお、今回は6カ月の期間限定の変更を予定しておりますが、Amazon.co.jpの判断により、
今後変更または中止される場合がありますことをご了承ください。その際には改めて皆様にご連絡いたします。

このたびの変更にともない、ご出品価格を変更される出品者様には大変お手数をおかけいたしますが、
特に大量の商品をご出品中の場合は余裕をもって変更の手続きをお願いいたします。

どのような意図での改定なのか、真相はアマゾンのみ知るですが、私の推測では、FBAが一定浸透したもとで、割高感が顕著になってきたマケプレ送料を下げることで、出品者発送分の出品商品の動きを活性化させるためではないかと思います。メール便発送が一般的になってきたことを受け、購入者からも「340円は高すぎる」という意見が多数寄せられたりしていることも考えられます。アマゾンとしては、FBA移行をより一層推進していくのが現状の方針なのでしょうが、それは単に出品者発送分を重視しないということではないと思います。手数料収入は確かにFBAのほうが高割合で取れますが、その分倉庫や人件費コストもかけているわけです。マケプレ出品者発送分もアマゾンとしては魅力的なビジネスであり続けていることには変わりないと思います。そう考えると、今回の送料値下げはなるべくしてなった動きではないでしょうか。半年暫定とのことですが、皆さんも指摘されているとおり、継続される可能性大でしょう。


1円本つぶしではないかというご意見をいただいていますが、私はそうではないと思います。私は1円本を大量販売している業者の経営者を何人か知っていますが、それらの業者はマケプレ創世記にアマゾンより勧誘を受けて参入したり、参入後もアマゾンの担当者が付いて、連絡を取り合いながら業務を進めているのが現状ですので、1円本がこれだけ氾濫しているのはアマゾンにとっては想定内、それでも売れ続けていれば問題なしということではないかと思います。この点については私も確認しているわけではないので、大量販売の業者さんにお会いする機会があったら聞いてみようとは思っていますが、大手業者には今回の件では内々に話が通してある可能性もあると思います。


今回の件は、出品者にとっては寝耳に水のうえ、身銭を切られる話ですから、私も心情的には気安く歓迎とは言い難いですが、かといって340円を死守せよとアマゾンに要求するつもりもありません。250円という新送料のもとで、マケプレが活性化するのか、そうだとしたら自分はその波に乗ることができるのかどうかが問われる時だと思っています。かぴぱら堂としてはこうなる日を想定して、送料差益に頼らない体質にしていこうと、2冊目以降の送料返金や、平均単価を上げる取り組みをしてきました。その方向を一層進化させるために、マケプレ向き商品に関しては仕入れ内容の品質と単価の向上をはかり、安くしか売れない本は催事などリアル販売で活用していく方針で進めていこうと考えています。