アマゾンジャパン10周年

ネット通販サイト「Amazon.co.jp」を運営するアマゾンジャパンは2010年11月1日、日本でのサービス開始からちょうど10周年を迎えた。この記念式典の席上で同社のジャスパー・チャン代表取締役社長が日本語であいさつし、「本日11月1日以降、商品の通常配送料金を完全に無料にする」と発表した。これまでもキャンペーンで実施してきたが、顧客から好評だったため、10周年を機に完全無料化に踏み切った。競合企業が追随するのかどうか、動向が注目される。



 Amazon.co.jpでは、購入金額の合計が1500円以上の場合は通常配送料が無料だったものの、1500円未満の場合は300円の配送料がかかっていた。今回、それを完全無料化した。ただし「お急ぎ便」など特殊な配送は依然として配送料がかかる。Amazonマーケットプレイスで、出品者が販売・発送する商品についても対象外。



 またアマゾンジャパンは、SCM(サプライチェーンマネジメント)強化のため、2010年11月2日に国内で5番目となる物流センターを大阪に開業することも明らかにした。大阪府大東市に新設する「アマゾン大東FC(フルフィルメントセンター)」がそれだ。同年7月にオープンした埼玉県の「アマゾン川越FC」に続くセンターで、「1年に2カ所のセンターをオープンしたのは、アマゾンジャパンにとって初めてのことだ」(チャン社長)という。



 都内で開かれた10周年記念式典では、過去10年のアマゾンジャパンでの注文状況や読者のカスタマーレビューで人気が高かった著者やアーティストを表彰するイベントも開かれた。和書部門で殿堂入りに選ばれた20人の中から、当日は著名なコンサルタントである大前研一氏や漫画家の西原理恵子氏などが会場に姿を見せ、チャン社長から記念の盾を授与された

10周年ですか…。開業当初から利用しているものですから、感慨深いです。私の欲しい本はマイナーなものが多かったので、地元の本屋にはなく、宇都宮の紀伊国屋で買うか、東京に行ったついでに探していたりしたので、欲しい本が居ながらにして買えるというのは、私にとっては革命的出来事でした。まだマケプレが始まる前、在庫切れや絶版の本のカタログが多数掲載されているのを不思議に思ったものです。まさか10年後こうして古本を売ってることになろうとは、思いもよりませんでした。