切手収集と古本屋

ネットをいろいろ見てたら、スタンプショウ2012が開催中とのこと。切手の展覧会です。私は小学4年から中学にかけて、切手収集を趣味にしていました。根が凝り性なので、趣味団体に入会して例会に出席したり、東京で開催される切手展を見にいったり。このスタンプショウも29年前に行ったのを思い出しました。会場は当時と同じなんですね。
「趣味の王者」といわれた切手収集。私がやっていた頃はクラスに数名は同好の士がいたものですが、子供たちに聞いたらいまどき切手集めなどしている子はいないとのこと。懐かしついでに現状を軽く調べてみましたが、切手商の減りようは古本屋の減り方など問題にならないくらいに減っているようです。その中でも元気に営業している切手商のブログをいくつか読んでみたら、店を持たず日頃は通信販売専門、切手展や即売会がある時に会場へ出張して販売という形態のようです。うちの商売形態によく似ています。切手の整理は本のそれとは比べものにならないくらいこまごまして面倒だと思いますが、好きだからこそやれているんだろうなあと思い、その辺も共感するものがありました。
古書市場でも、切手や初日カバーのコレクションやエンタイアなど切手収集の範疇にあたる物が出てくるのは珍しくないので、あるとつい昔を思い出しながら眺めてしまいます。多少は知識があるので、値段や稀少度の見当を付けることもできます。かつてやってたことが何でも役に立つのが古本屋であると再認識した次第です。