栃木一箱古本市

午後に、栃木市で開催された栃木一箱古本市に行ってきました。といっても今日は出店者ではなく、お客としてです。プロ・アマ混在で13店舗が出店。「一箱」と銘打ってはいますが、1店舗あたりのスペースが2メートル四方くらいあり、テーブルの上に並べてあったりして1店舗当たりの陳列冊数は100〜300冊くらい。さしずめ古本の縁日といった風情です。向かいの並びには軽食販売のテントが並び、間の通路を観光客がゆったりと歩いていきます。知人の出店者に聞いたら、昨日はもっとお客様が多かったとのこと。売上も展示冊数を考慮したら大健闘といえる数字をあげていて、一箱古本市といえば素人さんが趣味で売る場というイメージがあったのですが、それにとどまらず商売としての出店も十分成り立つ環境でした。「蔵の街かど映画祭」と同時開催ということも集客につながっているようです。栃木県は店舗営業をする古本屋の数が極限まで減ってしまい、古本文化が根付きにくい土地柄かなという思いもあったのですが、さにあらず。出店者も県内在住者ですし、古本文化を維持発展させていく素地はあると確信できたのが収穫でした。次回はうちも出店を検討します。