書籍売上ますます冬の時代へ

http://biz-journal.jp/2013/01/post_1263.html
「武田ランダム破たんは出版界崩壊の序章?新刊の7割返品…」(ビジネスジャーナルより)

「12年は本当に本が売れなかった。新刊書籍が6〜7割返品されるのも当たり前になってしまっている……」

出版界の統計データを調査する出版科学研究所によると、12年1〜10月期までの書籍・雑誌の推定販売額は前年比3.2%減の1兆4578億円と、大震災の影響で落ち込んだ11年の実績を下回るかたちで推移している。落ち込み幅は書籍よりも雑誌のほうが大きく、書籍は同2.3減、雑誌は同3.9%減ほど。11月期、12月期が11年と同水準で推移したとしても、12年は1兆8000億円には届かず、1兆7000億円台に落ち込むことが予想されている。しかも、3年後には1兆4000億円台にまで減少することまで予測されている。

昨年は当店もアマゾンマーケットプレイスでの売上を減らしました。要因は先日書いたとおり、当店独自の事情によるものが大きいのですが、それにしても、新規出品数は一昨年に準じるくらいに出したにもかかわらず、反応が鈍い感じはしていました。新刊が売れないのでは、中古市場も冷え込むわけです。今後も下げ止まらないのであれば、今年は売上を維持するには昨年と同規模の仕入れでは駄目で、何割増しか頑張ってようやく維持ということになりそうです。売れない環境ということは、値下げ競争に巻き込まれるような本は、ますます値崩れも早まるし、売れなくなるのも早くなるので、いかに早く売り切るかが勝負になるわけです。私の場合はそのやり方では生き残れないので、値崩れせず賞味期限が長い本をどれだけ在庫に加えられるか、いよいよ正念場となってきました。