BOが自前でせどりするとしたら

一昨日昨日のコメント欄で、ブックオフが自店の棚でせどりをしているらしいというコメントをいただきましたので、もしそうだとしたら、どんな基準でやっているのか妄想してみました。
ブックオフにならんでいる本を商材としてみたとき、大まかに4分類できると思います。

(1)店舗でもネットでも売れる本
(2)店舗では売れないがネットでは売れる本
(3)店舗では売れるがネットでは売れない本
(4)店舗でもネットでも売れない本

ネットでの売上を重視するのでしたら、(1)と(2)をネット用商材にすることになります。ところが(2)は良いとして(1)の商材を根こそぎネット用にしてしまったら、店舗の棚はなんとも新鮮さに欠けるものになってしまうでしょう。ブックオフは現状では店舗メインの運営ですから、大幅な路線転換がない限りそれはありえません。ところでネットでも回転良く売れる本は大抵(1)に属します。一般的なせどらーさんが狙っているのも主に(1)でしょう。(1)に属するのだけれどたまたま売れ残ってしまい、値下げされたようなものが、格好のせどり対象品となります。ですからブックオフが自店せどりするとしたら、(1)で一定期間売れなかったものとなるでしょう。
(2)に関しては文句なしにネット用商材にすれば良いと思ってしまいがちですが、そうでもありません。どのくらいロングテールを容認するかで判断基準が変わってきます。せどらーさんの場合は例えば1年とか2年で足切りする場合が多いと思います。補完スペースの都合やFBA保管料の絡みですね。私とか従来型古本屋寄りの場合は、何年かかっても売るつもりで保有します。その代わり出品の時点で吟味します。これには一定の目利き経験が要ります。ランキング以外の要素も判断基準にするからです。ブックオフがやるとしたらそれは難しいでしょうから、ある程度ランキングがついているものだけにするとかになると思います。
そう考えると、せどらーの基準とブックオフの基準はある程度重なるとしても全く同一になるとは考えられない、したがってせどれる隙間は残ると考えます。しかしその前提として(2)に属する商材を拾えるかどうかが条件になるでしょう。