長野組合春季大市

 昨日(5月20日)は長野組合の春季大市に行ってきました。朝6時半に出発し、途中で栃木組合の理事長を拾ってから、上田市の会場へ。9時過ぎに到着して、出品物を降ろします。「大市」と銘打っているだけあって品物もいつも以上に溢れんばかりの量。参加者もいつものメンバーに加えて東京や静岡などからも実力ある古本屋が大挙参加して、始まる前からかなりの盛り上がり。
 10時に開会し、かなりのペースで品物が振られていくのですが、あまりの大量さにあっという間にお昼。昼食休憩もわずか30分ですぐ再開。そのなかでも盛り上がったのが、1960〜70年代の芸能雑誌の大山。「明星」「平凡」「TVガイド」といったものが1000冊くらいあったでしょうか。保存状態も極美。この大山を2つに分けて競りにかけられたのですが、この勝負はエーブックさんと、サブカル古書の名店の方との一騎打ち。「5万、10万…」とあっという間に値が上がっていき、外野が驚く値段で落札され、結局半分ずつ分け合う形で終わりました。1冊当たり単価にしたら、私が先日の全古書連大市(大阪)で落札した法律書の数倍。いまや専門書なんかより高く売れる分野なのです。サブカル恐るべし…
 午後も良品がぞくぞく出品されましたが、そういう物は高く跳ね上がるわけで、私はその隙間で、そこまで高くならないけど面白そうな物をせこせこ拾う感じでなんとか7万円くらい買えました。運営側のスピーディーな進行のおかげで午後6時半頃には終了。刺激的な1日でした。