古書組合に入会しました

7月9日、かぴぱら堂は栃木県古書籍商組合に入会いたしました。
半年間は栃木県内の活動に限定されますが、来年早々から、神田の中央市や隣県の市をはじめ、各地の市にもどんどん参加して、仕入れの幅を広げようと考えています。また買取品の売却ルートも増えることになるので、買取にもより一層力を入れていきます。これにより、私の仕入れに対するせどりの比率は相対的に低下することにはなりますが、せどりは私の原点でもあり、また分野によっては、せどりが一番有利な仕入れができるものも少なくありませんので、引き続き磨きをかけていきたいと思います。
今後は古書組合員としても積極的に活動していく所存ですので、読者の皆様にも引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


そんなわけで、9日に開催された栃木組合の市に、入会と同時に参加しました。
先月見学させていただいたときは出品物が少なく、40分ほどで終わってしまったのですが、今回は昼食休憩を挟み2時間半ほどかかりました。栃木の市は振り市といって、購入希望者が入札額を口頭で発生する一般的な競り市の形態を取っています。道具の市と違って符丁を使わず、普通に金額をいえばよいので、私のような初心者でも参加しやすいです。参加者は、他県の参加者も含め11人。この夏から全国の組合市制覇を目指して活動しているエーブックさんが、私の入会祝いということでゲスト参加していただきました。また、埼玉組合から来た方は、マケプレで何回か当店の出品物をお買い上げいただいたこともあり、「いよいよ組合に入ったんだね」と声をかけていただきました。栃木組合は人数が少ないこともあり、なかなかアットホームな雰囲気のようです。私は最年少。出品される品物の中には、マケプレで使えそうなものもそれなりにあり、33810円分落札することができました。


また、入会早々ですが台車3台分ほど出品し、こちらは合計38700円に。手数料は売値の5%で、残りが取り分となります。予想した以上に高値がついた商品もあり、満足な結果に終わりました。


市の終了後、エーブックさんを拙宅に招待。この日は泊まっていったので、世界一周の話題から業界の裏話まで、朝方近くまで会話が盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。