福島遠征と中部関西遠征

7月24日(土) 福島県BOめぐり。福島市内5店舗、郡山市内5店舗、須賀川市白河市の合計12店舗をまわりました。福島市内で学術書を中心に堅めの本を数十冊拾えたのが収穫でした。それ以外は、ちょっと低調だったかな。午前10時を過ぎた時点で、福島市内の道路にある温度計が35度を指していました。東北も猛暑です。


7月25日(日) 福島仕入れ本の出品。あと市で仕入れた本の仕分けや不要本の片付けなど。


7月26日(月) 午前中は東京組合南部支部の振り市。30冊ほど仕入れ。つぎに神田の東京古書会館へ移動し、中央市。出品数はそれなりに多かったものの、自分が欲しいと思うものがあまりなく、いくつか入札したけれど全滅。その後都内BOを4店舗せどり。夜に東名高速に乗ってひたすら西へ。


7月27日(火) 午前10時から三重県桑名市で出張買取。昭和時代の思想哲学関係の読み物を中心に約500冊。高い値が付く本はないものの、捨てるにはもったいない品揃え。依頼者の方は何件もの古本屋に断られた後に当店に依頼をしていただき、もしうちで駄目ならあきらめて捨てようと思っていたとのことで、捨てないで済んだと喜んでいただきました。こちらも良書を救い出すことができて満足です。


次に名古屋市に移動。

お昼頃に名古屋古書会館(写真)に到着。名古屋の市場に初参加。入札してから、名古屋組合の皆さんと昼食しながら情報交換。大先輩の古本屋さんから面白い話をいろいろ伺いました。法政大学出版局学術書など台車1台分落札。一旦、ホテルにチェックインしてから、エーブックさん主催のオフ会に参加。手羽先をつまみに、5時間半にわたり、延々とせどりや古本売買関連の話題で盛り上がりました。


7月28日(水)
朝7時半頃出発して、大阪へ。午前10時半頃到着して、まずはBO心斎橋店でせどり

つぎに大阪古書会館(写真の中央の建物)へ。着いて早々、大阪のハモニカ古書店さんとエーブックさんとて昼食。ハモニカさんもせどりから古書組合入りした方で、おしゃれな本をたくさん売買しています。食事した定食屋が昭和の雰囲気満点で、安くて美味しく、ここは大阪なんだなあと実感。
この日は「金曜クラブ」開催の日。もともと金曜日にやっていたのが名前の由来とのこと。振りと置き入札併用の市で、このタイプの市は私にとっては福島組合の市場に続いて2回目です。エーブックさんから、金曜クラブは面白いという話を聞いていたので前々から興味があったのですが、ようやく参加がかないました。まずは置き入札の品を吟味。

そうこうしているうちに午後1時、振り開始の時間に、大阪組合のマスコットキャラクター「メ〜探偵コショタン」登場(写真)。さすが大阪、面白いことをやってくれます。コショタンの出演は5分程度で、この後早速振り開始。大量の本が次から次へと競りにかけられます。日本唯一のサブカル専門市ということで、それ関連の品物の中にはあっという間に1万円以上になるものも。盛り上がりぶりも面白い。その一方で、サブカルから外れるようなものも出品され、それらは比較的安く落札できるものもあり、私はそのなかから3口ほど落札。あとで仕分けをしてみたら、かなりお買い得な内容でした。自分の得意分野と違う市場ならではの利用価値があると思いました。やはり勢いのある市は集まる商品のレベルが違います。この日はとりわけ出品物が多かったとのことで、午後5時半すぎまでかかり、その後置き入札の開札、落札した本の運び出しと支払い等々すませたら午後6じ40分頃に。


その後、ついでだからと高速に乗って約1時間かけて和歌山市へ。ここのBO2店舗でせどり。ここでも堅めの本を拾えて満足のいく仕入れができました。午後10時過ぎに全ての予定終了。ラーメンを食べてから帰途につきました。途中、三重県の亀山PAで仮眠。朝方から走り出したものの、途中大雨に伴う事故渋滞にはまったりして、帰宅したのが7月29日の午後2時頃。なかなかハードな行程でしたが、面白い仕入れあり、人との出会いありで充実した遠征でした。