リブロ池袋古本まつり終了

15日から21日まで池袋の西武百貨店で開催された「リブロ池袋本店春の古本まつり」も終わり、今日になってようやく車に積みっぱなしだった荷物を倉庫に格納し、当店業務も通常ペースに戻った感があります。催事の前後は準備やらなんやらで忙しく、期間中は基本的に妻が店番。私は初日だけ店番に参加しましたが、翌日から連日買取やら市場やらで会場に行けず。日曜日は買取の後、会場へ行く予定だったのですが、買取が予想以上に大量だったので行けませんでした(買取の内容が良かったのが救いです)。最終日も閉場後に到着して撤収のみの参加。催事は、会場に居ることで得られる情報が多いので、ただ出店だけして会場に顔を出さないと、勉強する機会がかなり失われてしまいます。レジで接客していると、他店の売れ筋や売れ行きがよくわかります。その情報を踏まえた上で他店の棚を眺めると、それまでとは棚の見え方が違ってきます。売れるために棚づくりにどのような工夫をしているかが見えてくるからです。また同業者との会話の中からもいろんなヒントが見えてきますし、お客様と直に接することで、ニーズも掴めます。昨夏は割りと会場にいたのでその辺の収穫が大きかったのですが、今回はその点では消化不良に終わってしまいました。妻から報告を聞いてせめてもの穴埋めです。
売上的には、全体としては昨夏を上回る勢いで、盛況のうちに終えることができました。ただ当店は逆に売上を減らしてしまいました。万円単位の高単価商品を前回はいくつも売ることができたのに対し、今回はほとんど売れなかったためです。高単価商品のインパクトが前回より弱かったのは否めないので、当然と言えば当然の結果。単行本に関しては、前回よりも4桁価格の売れ数を増やすことができたのが救いでした。他店にはない面白い商品をどれだけ揃えられるかが、催事成功の明暗をわける、このことを実感した1週間でした。